堂本光一「SHOCK」進化へ マイケルの振付師と豪華コラボ
KinKi Kidsの堂本光一(32)が主演する人気ミュージカル「Endless SHOCK」(作・構成・演出ジャニー喜多川)の製作発表が26日、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で開かれた。来年1月7-31日に福岡市の博多座、2月7日-4月30日に東京・帝国劇場で上演。13年目で初の地方進出、4カ月のロングランに挑む。光一のリクエストで米国の人気振付師トラビス・ペインさん(40)も参加し、SHOCKはさらに進化を遂げる。
2000年の初演から即日完売が続き「日本一チケットの取れない舞台公演」と呼ばれるSHOCK。全国各地から足を運ぶ観客への「終演後、東京駅の新幹線の終電に間に合うように」(ジャニー喜多川社長)という配慮で、来年は3時間25分(休憩込み)の上演時間を約3時間に短縮する。
それでも「しょうがなくこうする、はつまらない」と進化を探るのが光一流。「時間を短縮しても濃密なものにしたい。加わってくれたらすごいものになる」と、故マイケル・ジャクソンさんの長年の仕事仲間で、遺作映画「THIS IS IT」で振付を手掛けたトラビスさんに自ら協力を依頼し、合意を取り付けた。
「マイケルが好きなので、バックで踊っているのも見てきた」という光一。トラビスさんは99-03年の少年隊「PLAYZONE」などを手掛けており、昨年7月にSHOCKを鑑賞し「1人でこれだけいろんなことができるのは世界でも珍しい」と絶賛した。光一は11月に渡米しロサンゼルスで振付を受ける予定。「新しいものが生まれると思う」と期待を込めた。
博多座進出も「森(光子)さんも愛された劇場と聞いています。SHOCKをどんな作品にできるか楽しみ」と待ち切れない様子。会見では博多座の芦塚日出美社長から500人分、25キロの明太子を贈られ「でかっ! 重っ!」と大喜びした。
気になるのは、次は海外に進出するのか。9-10月に韓国と台湾で初のソロコンサートを成功させた光一は「韓国はお客さんの反応が日本と違う感じで、すごかった。こんなに日本語がわかるんだ、わからなくてもこんなに盛り上がるんだと驚きました。個人的にはSHOCKもできるな、という手応えを感じています」と率直に語った。
さらに「トラビスも(SHOCKを見て)『日本語はわからないけど、光一が何を伝えたいかすべて伝わったよ』と言ってくれた。言語を超えた表現で何かが生まれるという自信がついている」ときっぱり。「ゴーサインが出たら喜んでやります」と笑顔を見せた。
◆沙也加「参加できて光栄です」
ヒロインは新キャストの女優神田沙也加(25)。「すごい作品に参加できて光栄。身の引き締まる思いです」と意気込みを語った。この日が初対面の光一は「舞台を何度か見て、すごく華があって、芝居もストレートに伝える方だなと感じた。まだあんまり目を合わせていないんですけど…」と照れながら印象を語った。少年隊の植草克秀(45)と内博貴(25)は今年に引き続いて出演する。
ジャニーズ帝劇7カ月占拠 光一ら4作品
堂本光一(32)主演ミュージカル「Endless SHOCK」(2月7日開幕、東京・帝国劇場)の制作発表が26日、都内で行われた。来年帝劇では、本作を含め、ジャニーズ事務所社長ジャニー喜多川氏(80)が作、構成、演出の作品を4作品上演することがこの日までに決まった。1年間で7カ月間、帝劇を同氏が手掛ける作品が公演される。同時に帝劇初の3カ月連続公演となる同作品で主演を務める堂本は「まだまだ良くなる」とし、進化のための部分的改造も明言した。
今年開場100周年を迎えた帝劇に新たな歴史が刻まれる。ジャニー氏が作、構成、演出を務める作品群が、約7カ月にわたって来年の同劇場をジャックする。2012年版ギネスブックに「最も多くのコンサート(ショー)をプロデュースした人物」「最も多くのNO・1シングルをプロデュースした人物」の2部門で認定された同氏が用意しているのは「SHOCK」「滝沢革命」など既存の3作品と新作の計4作品だ。
同劇場史上初の3カ月連続となる2~4月公演の「SHOCK」が、7カ月公演の半数近くを占める。堂本は、ジャニー氏がギネス認定された2部門の両方に大いに貢献している。昨年までにKinKi及びソロ公演は265回、「SHOCK」は751回上演。「ショー」に関するギネス記録8419回のうち、1016回は堂本と積み上げたもの。そして、来年もジャニー氏作品の主軸になる堂本は「貢献したという気持ちはまったくないけど、ジャニーさんの言っていることはいつも最先端。ジャニーさんの演出でやれることはうれしい」と話した。
堂本にとっては4カ月連続公演になる。00年に初演した本作は初めて帝劇以外でも上演され、来年1月7日から約1カ月間、博多座公演が行われる。主演の堂本は第2幕の改造を決意した。3時間25分の上演時間を3時間前後に短縮。「ジャニーさんに『ユー、いったいどこまでやり過ぎるんだ』と言われて。よりミュージカル的にギュッと凝縮したものにしたい」。
その代わりに目玉も用意する。故マイケル・ジャクソンさんの振付師、トラビス・ペイン氏に1シーンの振り付けを自ら依頼。来週には渡米し、話し合う予定だ。堂本の意気込みも受け、帝劇を運営する東宝は「『SHOCK』などの作品をアピールしていく上で、ジャニーさんのギネス認定は追い風になりそうですね」と話している。【近藤由美子】
堂本光一、マイケル魂で挑む初4カ月公演
KinKi Kidsの堂本光一(32)が26日、来年1月から福岡・博多座と東京・帝国劇場で初の4カ月連続上演となる主演舞台「Endless SHOCK」の製作発表を都内で開いた。
来年で13年目を迎える同公演は、光一自らが故マイケル・ジャクソンさんの振付師として知られるトラビス・ペイン氏(40)に一部振り付けを依頼した。光一は「来月ロサンゼルスへ行って直接振り付けてもらう。超一流の振付師なので、新たな『SHOCK』が生まれると思う」とロス留学を明かし、パワーアップした舞台を約束した。
帝劇以外の劇場で上演するのも初めてで、「フライングは“博多座スペシャル”になると思う。今から楽しみです」。博多座からは500人分という25キロの明太子がプレゼントされ、「おいしい食事も楽しみ」と笑顔を見せた。ヒロイン役で神田沙也加(25)が初出演。博多座公演は来年1月7~31日、帝劇公演は2月7~4月30日。
また、東宝は来年11、12月にジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(80)が手掛ける新作ミュージカル(タイトル未定)を帝劇で上演すると発表した。同所では、来年1年のうち7カ月間が「SHOCK」を含めた喜多川氏の作品(計4作品)で占められる。
ジャニーズ、帝劇7カ月ジャック
東宝は26日、東京・帝国劇場における2012年の1年間の公演のうち7カ月をジャニーズ作品が占めることを明らかにした。この日都内で行われたKinKi Kidsの堂本光一(32)主演ミュージカル「Endless SHOCK」の製作発表で、作・構成・演出を務めるジャニー喜多川氏(80)が明かした。1人の演出家が同じ劇場で1年のうち7カ月も演出するのは異例。また、堂本は来年1月に博多座、2~4月に帝劇と、史上初の4カ月連続公演に挑戦するとあり「新しいSHOCKが生まれると思う」と意気込んだ。
2011年は1月の「新春 滝沢革命」、2月3月の「Endless SHOCK」、9月の「DREAM BOYS」と4カ月だった帝劇のジャニーズミュージカルが来年は帝劇年間演目の半分以上を占める。
11月と12月に新作ミュージカルを上演することも明らかになった。タイトルや主演者は未定だが、ストーリーや構成などは完成。喜多川氏にとって09年の「滝沢革命」以来3年ぶりの新作となる。すでに来年1月には「滝沢革命」の再演が、2~4月には「Endless SHOCK」が決定。秋にも既存舞台の1カ月公演を予定しており、11月12月の新作2カ月公演を合わせると帝劇の12カ月のうち7カ月が喜多川氏の作品になる。
その一翼を担うのがこの日発表された「Endless SHOCK」。12年目にして帝劇以外で初めて福岡・博多座で上演され、帝劇と合わせ史上初の4カ月連続公演となる。
堂本は今回、第2幕の改革を宣言。マイケル・ジャクソンの振付師、トラビス・ペイン氏に2幕の一部シーンの振り付けを依頼した。昨年7月に観劇していたペイン氏は快諾。11月にロサンゼルスでペイン氏から指導を受ける予定で、「すごいエネルギーのものになるんじゃないかと思う。どんなものが生まれるのか楽しみ」と気合十分だ。
博多座の芦塚日出美社長(71)から25キロの巨大明太子をプレゼントされ「博多のお客さんと空間を共有するのが楽しみ。思い切りやるだけ」と大興奮。さらに9月のソロ韓国コンサートで「SHOCKも韓国でやれるかもしれないなと思った」と海外公演への思いも明かしていた。