堂本光一(32)主演ミュージカル「Endless SHOCK」(東京・帝国劇場)が5日、開幕した。
00年の初演以来、チケットは毎年即日完売。帝劇きっての人気ミュージカルは3月31日までの約2カ月間行われ、帝劇100歳の誕生日にあたる3月1日も飾ることになる。開幕直前に会見を行った堂本は「責任を背負ってやらないといけないと思っています」と気を引き締めた。
[2011年2月5日20時6分]
帝国劇場開場100周年記念公演 堂本光一主演「Endless SHOCK」がスタート!
堂本光一が主演するミュージカル「Endless SHOCK」が2月5日、東京・帝国劇場で初日を迎え、公演に先駆け、公開通しげいこと囲み取材が行われた。
同作は、'00年11月に堂本が帝国劇場史上最年少座長(当時)として「MILLENNIUM SHOCK」を初演して以来、初日公演までに積み上げた回数は752回。3月1日(火)に開場100周年を迎える帝国劇場100年の歴史の中で、最も多く単独主演回数を積み重ねている。
初日公演を前に堂本は「去年は7月にもやらせていただいて、あまり期間があいていなかったので不思議な感じです。でも、あらためてステージに立つと新鮮な気持ちですね」と話し、「3月1日には帝国劇場100周年を迎えて、まさにその時に自分はSHOCKの公演をやらせていただいている。1カ月でもやらせてもらえればうれしいと思っていたが、2カ月もできるのは自分にとってご褒美」とステージに立つ喜びを語った。「舞台に立つにあたっては“きょうは何の日”だとはあんまり意識しないですね。常にその時の公演に全力でやっているだけなので。帝国劇場は諸先輩方がすごく歴史を築いてきた劇場なので、それを感じながらやらせていただけたらなと思います」と気を引き締めた。
作・構成・演出を手掛けるジャ二―喜多川からは「ダメだしはたくさんありました。どれだけやっても相変わらずジャ二ーさんは納得してくれませんし、昨日も『ユー。そこ違うんだよー!!!』って結構言われましたね」と苦笑いを見せた。
堂本自身も作・構成・演出にかかわり、全シーンについて演技・アクション・音楽・衣装などについて毎回検討し、各シーンを進化させており、「(今回は)音楽のアレンジを変えたり、布のフライングではもっとお客様の近くに飛び出るようにしました」と妥協を許さない細かい変更にもチャレンジしている。「天井に穴をあけたり、SHOCKをやるためだけにいろんな工事をしてくださいまして、演者側からするとステージに立つにあたって最高の環境を用意してくださる。自分にとっても演者としてステージで返さないといけないなという思いがいつもあります」とあらためて本公演に関わるスタッフらに感謝の気持ちを述べた。
通しげいこを終えた堂本は「半年ぶりに殺陣のシーンをやって死ぬかと思いました。本番にはもっとちゃんとします」と自分にダメだしをしたが、「不思議とお客様が入ると信じられない力が生まれてくるんです」と笑顔を見せた。
最後に堂本は「帝国劇場100周年の記念の年に恥ないようなステージを皆さんにお届けしたいなと思いますので、来られる方は楽しみにしていて欲しいなと思います」と力強く語った。